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都道府県の擬人化漫画「うちのトコでは」を紹介!

うちトコ

突然ですが、擬人化は好きですか?

近年擬人化した作品の漫画やアニメが流行っていますが、こちらの記事では都道府県を擬人化した漫画「うちのトコでは」を紹介します。

 

都道府県のお国柄をキャラクターにした漫画で、ご当地あるあるネタや、ある都道府県にピックアップした漫画が読めるんですよ!

破暮
破暮
都道府県という身近な物をテーマにした擬人化漫画やから、他の地域に興味を持ったり、自分の住んでるとこに愛着が持てたりできる漫画だと思うで! 
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「うちのトコでは」とは?

「うちのトコでは」というのは、元々もぐらさんの「御かぞくさま御いっこう」というサイトで「四国四兄弟」とやっていたものを書籍化したものです。

元々四国地方の県を擬人化した漫画だったのが、日本全国の擬人化漫画になったんですね。

 

基本的にキャラクターは都道府県それぞれ1人ずつ擬人化されていますが、

岐阜©「うちのトコでは」5巻 もぐら/飛鳥新社

岐阜県はわらわらしていたり

 

兵庫戦隊©「うちのトコでは」2巻 もぐら/飛鳥新社

兵庫県は地域によって気風の違いがあるので、神戸を筆頭に「5人組で兵庫県」というキャラクターとなっています。

 

もぐらさんのサイトの方でも、時々都道府県ネタの漫画が掲載されていますよ♪

その都道府県に住んでいる人の情報をもとにキャラクターを作っているので、「県民性」という目で見れば、上手いこと擬人化されてるんじゃないかなーと思います。

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全体的に都道府県のご当地ネタを収録

「うちのトコでは」では、サイトで掲載されていたものを修正したもの、描きおろしのものが掲載されています。

読者さんやサイトの訪問者さんからの情報でしょうか、実話な都道府県ネタも読むことができますよ。

 

また、ページの端っこには、時々都道府県の小ネタが書かれていることもあるので、色々と読みどころがあります。

300ページ近くある大ボリュームの「うちのトコでは」ですが、特別読み切りを除いては基本的に4コマ漫画なので、サクサク読み進めることができますよ♪

ほのぼのとした絵柄で描かれる都道府県たちの動きに、読んでると和みますw

 

都道府県という「概念」の擬人化ですが、それぞれきちんとした個性があるので、読んでいくうちに地元以外に好きなキャラが出てくることがあるかもしれませんねっ。

破暮
破暮
 私の場合は地元が神戸なんやけど、「うちのトコでは」を読んでると、姉後肌の福岡さんやギャップの大きい鹿児島さんが結構お気に入りだったりしますw 
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各巻ごとの特別読み切りにも注目!

「うちのトコでは」は、基本的に4コマ漫画なんですが、各巻それぞれにある都道府県をピックアップした特別読み切りも掲載されています。

都道府県たちが自分の地域のために奮闘する話なので、読んでるうちに応援したくなったり、心打たれたりすることがありますね。

それぞれの特別読み切りを紹介していきます。

1巻「夢の架け橋」(神戸)

神戸©「うちのトコでは」1巻 もぐら/飛鳥新社

昔から「四国と本州を繋ぐトンネルか橋を」と言われてましたが、初めて技術的な裏付けに基づいた架橋の具体的構想を出したのは1940年、後の神戸市長。

市長となって各種データをまとめ国へ働きかけはじめたのは1954年ごろから。

©「うちのトコでは」1巻 190p もぐら/飛鳥新社

神戸市の明石海峡大橋の建設を中心とした、本州と四国の連絡橋の話です。

壮大な夢を景気良く語る神戸さんや、彼女に次々と立ちはだかる壁、「中央の金には頼らない!」とバリバリ働く神戸さん…。

神戸に住んでいる私としては、とても読み応えのある話でした。

破暮
破暮
 「うちのトコでは」を買うきっかけだったのが、この話が掲載されてたからやね

明石海峡大橋が建設されるまで、色々あったんだなーと思いながら読んでいました

 

後半で神戸さんが「神戸市株式会社」と呼ばれるぐらい、バリバリ働いている場面がとてもカッコよかったです。

地元の人たちからの反発にあいながらも、「物流の要になる」と大きな夢を抱えて前進しようと駆けまわる神戸さんは、まさに輝いていました。

 

でも、阪神淡路大震災が起きて……。

破暮
破暮
ラストシーンのボロボロになった神戸さんと、神戸さんを心配して駆けつけてくる地元民の絆に感動や…

神戸が輝いてた時代と、神戸が愛されていることを実感するお話やで 

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2巻「おいでよ、よさこい!!」(高知・北海道)

高知©「うちのトコでは」2巻 もぐら/飛鳥新社

「よさこい」

戦後高知で誕生。鳴子を持つことと、よさこいのフレーズを入れることだけがおもな条件の自由な踊り。

現在全国各地に爆発的に広まっている。

©「うちのトコでは」2巻 171p もぐら/飛鳥新社

高知県でよさこいが生まれ、そこから北海道に伝わって全国規模に広まる話です。

「誰でも踊れて自由にアレンジができる、何でもやってみたら良い」という自由な雰囲気を受け入れる高知さんの姿勢が好きですね。

戦後に誕生した高知さんのよさこいが、北海道さんに伝わって1992年にYOSAKOIソーランが誕生したのをきっかけに、全国でもよさこいが開催されるように…!

破暮
破暮
  実を言うと、よさこいは北海道が発祥だと思ってた時期がありました…;

(最初に触れたのがYOSAKOIだったので…)

 

知名度も北海道さんの方が有名になって、活性化しているのも北海道さん…元祖だった高知さんはその差に悩みます。

段々どうすれば良いのか分からなくなって落ち込む高知さん。

徳島さんの阿波踊りの話や、今年もよさこいをしようと色々やりくりをして活気づく高知県民たちとのやり取りがグッときます。

破暮
破暮
 色々変わっていっても変わらないもの、経済効果以外の「まちづくり」の目的について考えさせられるお話やで
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3巻「受け継いでいく宝」(島根)

島根©「うちのトコでは」3巻 もぐら/飛鳥新社

現在、日本に16か所ある世界遺産。

その中でも今回は島根県石見銀山にまつわるお話。

©「うちのトコでは」3巻 196p もぐら/飛鳥新社

島根県の石見銀山が世界遺産に登録されるまでの話です。

登録してもらうために色々働くことがあるんですが、石見銀山は一応観光地だけど「ここまでの過疎地を世界遺産候補にするのはじめてなんです」と東京に言われるほど。

 

また、世界遺産登録までの話と同時に、島根で生まれた女の子との交流もこの漫画の見どころです。

島根で生まれた女の子は、広島に行きたい学校があるので島根を離れることになります。

そこで女の子と地元民がもめるんですが、そこで「(若い人が都会に出ていくから)地方はさびれるんじゃ!!」というセリフが出てきます。

世界遺産登録を主軸にした話ですが、「さびれていく」といった地方ならではの悩みも1つのテーマかなと思います。

 

石見銀山の登録が延期となり、「人が決めたことは仕方ない、自分は別にさびれても」と1人もんもんとする島根さんに哀愁を感じます。

でも、「仕方ないわけあるかぁあ!」と、あくまで「補足説明」としてイコモスに反論しようと立ち上がった島根さんや、島根さんに協力する周囲の県や地元民に熱くなります。

破暮
破暮
最初は「のらりくらりと流されるままに」みたいだった島根さんが、世界遺産登録延期を気に火を付け立ち上がってからの逆転劇は読んでて爽快!

とにかく島根さんがカッコイイ!!

地域と人の絆、地域が抱える遺産の価値について色々感じるものがあると思うお話なんよ

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4巻「夜空に願いを」(秋田)「地方病との戦い」(山梨)

秋田©「うちのトコでは」4巻 もぐら/飛鳥新社

(「夜空に願いを」花火のまち・秋田県大曲の紹介から)

全国花火競技大会が毎年行われ、1990年には「世界の花火師大曲会議」を開催。

その後も国際的なイベントを行う。

さらに外国では何度も花火大会を催し大喝采を受けた!!

――がそもそも大曲はそれほどレベルの高い「花火のまち」ではなかった……

©「うちのトコでは」4巻 89p もぐら/飛鳥新社

「花火のまち」といえば数ありますが、その中でも秋田さんのお話です。

秋田県といえば大曲の花火なのですが、戦後経費が増えるのに対して観客が減ってお金の面で困っていました。

そこでなんとか大曲花火大会の格を上げるために、

  • 通常の丸型以外の創造花火を作る
  • 通産大臣賞をもらう
  • 海外でPR

というのが出て、ネガティブで「無茶ぶりだぁ!」と泣きながらも秋田さんが一生懸命頑張る話ですw

冒頭で「無茶ぶりだ!」となる秋田さんですが、これが全部クリアできるから凄いです…。

中でも通産大臣賞のくだりは結構面白いですよw

 

破暮
破暮
個人的な見どころは、当時東西に分かれていたベルリンの花火大会での秋田さんのスピーチやね

花火は元々江戸時代になって戦に仕えなくなった火薬を、平和的に利用するために生まれたもの

それを考えると、なかなか興味深いものがあるね 

 

4巻では、特別読み切りがもう1本あります。

山梨©「うちのトコでは」4巻 もぐら/飛鳥新社

(「地方病との戦い」から)

脚気はビタミンB1の欠乏が原因で起こる病気である。

手足のしびれから始まり、症状が進行すると末梢神経の障害や心不全を引き起こす。

(中略)

さて江戸時代、江戸の街では白米を何よりのごちそうとしていた。

ゆえに脚気の原因が不明の時代、脚気は江戸で猛威をふるい、「江戸患い」と呼ばれた。

原因不明で特定の土地だけでの病があれば、その土地そのものが原因のように思われるという話。

©「うちのトコでは」4巻 219p もぐら/飛鳥新社

「地方病」と呼ばれた日本住血吸虫症と、山梨さんをはじめとした有病地の戦いの話です。

明治時代、原因不明の地方病が山梨県など特定の地方で広まっていました。

解剖をしても原因の寄生虫の正体が分からない…「貧乏が悪い」「患者が悪い」と言い出す人も出てきます。

でも、「悪いのは病気だ!」と山梨さんをはじめ福岡さん、佐賀さん、広島さん、岡山さんが立ち上がります。

 

中間宿主が見つかってからの撲滅活動。

民を病気から守るためなら、自然を壊すこともいとわない。

破暮
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 自然破壊につながることも、県民を思うため…山梨さんの確固たる姿勢に胸を打たれました
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5巻「青い目の人形」(日本とアメリカ)

人形©「うちのトコでは」5巻 もぐら/飛鳥新社

この人形は「友情の人形」である…

©「うちのトコでは」5巻 261p もぐら/飛鳥新社

これまで特別読み切りといえば、どこかの都道府県をピックアップしたものでしたが、5巻では「日本とアメリカ」の関係についてのお話となっています。

 

昭和の初め、アメリカ人の日本差別を憂いていたギューリック博士が、「子供世代から親善と理解を育てたい」とアメリカから日本へたくさんの人形を送ってくれました。

返礼は不要だったのですが、「物を貰ったらお返ししなきゃ…」というのが日本人w

日本からも、アメリカへ答礼人形を送ることとなりました。

 

この人形をきっかけに、アメリカと日本が仲良くなったら良いねーと思うのですが、時代は戦争へと進みます。

「鬼畜米英」の言葉が出る風潮…アメリカから送られた人形も、時代の被害者になりました。

 

でも、それでも人形を守ろうとする人たちもいました。

「理科の実験」という名目で、気球に乗せてアメリカまで飛んで行ってくれと人形を送りだすシーンには、考えさせられるものがあります。

破暮
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人の心と人形を通した日米関係

青い目の人形と答礼人形のその後にも注目やで 

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まとめ

都道府県という身近な物をテーマにした擬人化漫画「うちのトコでは」。

ほのぼのとした4コマ漫画を中心に、いろんな県民性エピソードを見ることができます。

また、各巻にはそれぞれ特別読み切りの漫画も収録されていて、「人と地域との関係性を考えるきっかけになれるんじゃないかな」と個人的に思います。

 

色んな土地の様々なエピソードを見て、日本という国や、自分が住んでいる都道府県への地元愛が深まる作品ですよ!

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

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