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お月見は十五夜だけじゃない!由来と一緒に知っておきたい雑学を紹介

お月見

秋の行事の1つ・お月見。

特に9月の十五夜は「中秋の名月」とも言われ、この日に空を見て月を愛でる人は多いですよね。

 

実は、お月見って十五夜だけじゃないって知ってましたか?

こちらの記事では、お月見の由来や、知っておきたい雑学を紹介します。

 

お月見はどこが発祥?

もともと日本には、縄文時代から月を見て「綺麗だねー」って愛でる習慣はあったと言われていますが、「お月見」というイベントの発祥は中国なんです。

 

中国では唐の時代に、お月見をする文化が始まっていて、宋の時代の文献では「街をあげて夜通しお祭り騒ぎ」という記録もありました。

この中国のお月見文化が、平安時代の日本に入ってきて、貴族の間で楽しまれる文化になったんですね。

破暮
破暮
当初は貴族の間で、月を見ながらお酒や音楽・歌詠みを楽しむ雅なイベントやってんで

今のようにお供え物をする文化は、室町時代の後期ぐらいって言われてるで

 

このお月見の習慣が庶民も楽しめるようになったのは、大体江戸時代。

最初のころは、お月見の時期に収穫されるサトイモの時期と被っていたので、いも煮を食べて収穫のお祝いをするくらいでした。

それが、段々と時代が進むにつれて、江戸時代半ばぐらいになると家でお団子をお供えするという今の形になったんですよ。

 

「お月見」という行事の発祥は中国!

平安時代に日本に伝わってきて、最初は貴族の文化で、庶民に伝わるのは江戸時代になってから。

 

「中秋の名月」と「十五夜」についての雑学

満月

ここ近年、お月見のことを「中秋の名月」と聞くことが多くなった気がします。

 

お月見といえば「十五夜」という言葉を思い浮かべる人もいるかもしれません。

でも、十五夜ってお月見をする9月だけではなく、旧暦の1月から12月の15日のお月さまにも言えることだったんです。

今では「十五夜」って聞くと、「お月見」っていうのが一般的かもしれませんが、実は1年を通して使える言葉なんですね。

 

お月見になるとよく聞く「中秋の名月」というのは、1年の十五夜の中でも特に綺麗な9月(旧暦だと8月)の十五夜のことを指しているんですよ。

 

何で「中秋」なのかというと、旧暦が使われていた昔の日本で、秋が「7月・8月・9月」だと考えられていたことに由来します。

この秋の3ヶ月をもうちょっと具体的に表すと、

  • 7月→初秋
  • 8月→中秋
  • 9月→晩秋

となります。

旧暦のころのお月見は8月でした。

8月は「中秋」と呼ばれる時期です。

「中秋に見る綺麗なお月さま」これが「中秋の名月」と呼ばれる理由なんですね。

 

<十五夜>

一般的には「お月見」という印象だけど、旧暦の1月~12月の15日のお月さまを指す言葉。

<中秋の名月>

お月見をする旧暦の8月が、秋の区分の中で「中秋」と言われていたことに由来する言葉。

 

十五夜だけじゃない!色んなお月見

十三夜

お月見は十五夜だけとは限らないというのをご存知でしょうか?

中秋の名月を楽しんだ後も、お月見をする文化があるんですよ。

その中でも、十三夜と二十三夜のお月見について解説しますね。

十三夜

十三夜とは、別名「後(のち)の月」とも言われていて、中秋の名月の後の旧暦9月13日のお月様を楽しむ風習です。

お月見は中国から日本に伝わってきた文化ですが、十三夜を楽しむ文化は日本独自のものなんですよ。

破暮
破暮
平安時代にお月見文化が盛り上がって、919年に宇多法王が催したのがきっかけなんやで

ちなみに、中秋の名月に次いで美しい月と言われるのが、この十三夜とも言われとるよ 

 

十五夜ではお団子を15個・ススキを5本お供えしていましたが、十三夜ではお団子を13個・ススキを3本お供えします。

 

ちなみに、現在では「十五夜と十三夜のお月見をすると良い」と言われていて、「片見月(十五夜だけ・十三夜だけ)をすると縁起が悪い」というのを聞いたことがある人がいると思います。

 

この「片見月は縁起が悪い」というのは江戸時代ぐらいから出てきた風習らしいんですね。

その出どころとなったのが、江戸の遊郭・吉原(諸説あります)。

 

吉原では十五夜も十三夜もお祝いするという風習があったんですね。

で、吉原で働くお姉さんたちが、遊びに来てくれるお客さんに

A子
A子
十五夜も来たんだから、十三夜も来ないと縁起悪いわよ

と言うわけですよ。

 

吉原の遊郭の文化的にも、十五夜と十三夜はお月見を祝う日。

お客さんにだって、月見の日は両方来てほしい。

もしかすると客引きの営業戦略もあったかもしれませんが、吉原の習慣がお客さんを通して広まったのかもしれませんね。

 

十三夜は、十五夜の後旧暦9月13日のお月様にあたる日に月見をする日本独自の文化。

 

十五夜だけ・十三夜だけに月見をすることを「片見月」といって、「片見月をすると縁起が悪い」と言われることも。

この「片見月=縁起が悪い」というのは、江戸の遊郭・吉原発祥(諸説あり)。

 

二十三夜

十五夜や十三夜以外に、「月待ち」という風習もあります。

17日・19日・23日などの夜に、月の出を待っておまつりする行事なんですよ。

その中でも多くの人が楽しんだのが、23日の二十三夜。

 

二十三夜では、みんなで集まって飲食を楽しみながら、深夜12時ごろに出てくるお月様を待ちます。

二十三夜に出てくる月は、知恵をつかさどる勢至菩薩(せいしぼさつ)の化身とされていて、二十三夜をまつれば苦しみから救われるという信仰があったんですよ。

 

お月様が出てくるのを待つ「月待ち」。

その中でも二十三夜に出てくる月は、勢至菩薩の化身と考えられていて、多くの人が楽しむ夜だった。

 

まとめ

お月見についての雑学を知っていると、ハナタカな感じになれるかもしれませんw

一口に「お月見」といっても、いろんな歴史や習慣の伝わり方があります。

お月見についての話題が出たら、このことを話してみるのも良いかもしれませんね!

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

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破暮
破暮
「はぐれ」と読みます。文化と自然が好きなはみだし者。 真面目な文化からサブカルまで、興味のあることを掘り下げるのが好きです。
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