神社・神道

茅の輪のカヤは基本的に持ち帰りNG!清めた意味が無くなっちゃう!

カヤ持ち帰りNG

6月末や7月の中旬あたりになると、多くの神社で「夏越なごし大祓おおはらえ」という行事をします。

神社の境内に、カヤで作られたの輪が置かれていて、そこをくぐることによって半年のうちにため込んでいた罪やけがれを追い払う行事です。

この夏越なごし大祓おおはらえでは基本的にやってはいけないことがあって、それが「の輪のカヤを持って帰る」というもの。

 

でも、京都の北野天満宮でカヤを持って帰る人がいて、神社側が困っているというニュースを見かけました。

 

夏越なごし大祓おおはらえで使われたカヤを持って帰ると、他人のけがれを持って帰ることになるんですよ…。

 

微力ながら、力になればと思い、記事にしました。

 

茅の輪の中には穢れがいっぱい!

上のツイートの最後の方に注目してください。

 

大茅の輪のお持ち帰りはけがれを持ち帰ることになります。

北野天満宮 北野文化研究所ツイートより

 

実は私は初めて知ったんですが、の輪にはけがれが吸い込まれているので、持ち帰ると他人のけがれを持って帰ることになっちゃいます。

 

の輪って、例えるとスポンジみたいな感じで、人がくぐることでスゥ~っとけがれが吸収されていくんですよ。

 

イメージだとこんな感じ。

茅の輪イメージ

だから、の輪の中は色んな人のけがれが詰まってます。

 

の輪のカヤを持ち帰るってことは、汚れたスポンジを持ち帰るようなもの。

本来いらないものを、わざわざ持って帰るんです。

卯月みそか
卯月みそか
せっかくゴミを捨てたのに、またゴミを持って帰るみたいなもんだね

本来ならの輪くぐりで清められたことで、綺麗なまま帰れるのに

 

実際に注意喚起している神社もあるよ

京都市中京区の下御霊神社しもごりょうじんじゃでは、このような看板が掛けられています。

神社側がこうして呼び掛けているのですから、持ち帰るべきでないものだと知ってほしいですね。

 

カヤを持ち帰るのは民間信仰から

茅の輪

の輪のカヤの持ち帰りについて、京都新聞は以下のように記載しています。

 1970年代から同天満宮はカヤを持ち帰る参拝者に悩まされている。89年6月26日付の京都新聞にはすでに「十数年前から茅の輪のカヤを自宅の門口に飾る風習が広まっており、この日もお参りの人たちはカヤを次々と抜き取った」との記事が載っている。

同天満宮によると祭神が「学問の神様」として知られる道真であることから「茅の輪」を「知の輪」と解釈し自宅に飾る民間信仰があるという。

茅の輪持ち帰らないで、と京都の神社 「厄持ち帰ることに」ー京都新聞

どうやら、カヤを持ち帰っちゃうのは民間信仰からきてるみたいですね。

引用元の記事は、京都の北野天満宮についてのことだったので、学問の神様に由来する民間信仰もありました。

 

うーん、まぁそもそもの輪くぐりって、「の輪を腰にくくり付けてりゃ、病気にかからないぞ!」ってスサノオが助言したって話が元になってるからなぁ…。

だから「カヤを持ち帰る」ってのが出てきちゃったのかな?

 

でも、神社的には「の輪にはいろんな人のけがれが入ってるから、持ち帰らないでね」ってことだから、持ち帰らないほうが良いんですよ。

卯月みそか
卯月みそか
どういう経緯でカヤを持ち帰る風習が出たのかは、調べたけどよくわかりませんでした…

でも神社側が「やめてね」って言ってるんだから、カヤを持って帰るのはやめようね

 

茅の輪のカヤを持って帰っても良いって神社も

ただ、全部の神社が一律で「の輪のカヤを持って帰らないで!!」ってなってるわけじゃないです。

神社によっては、の輪のカヤを持って帰っても良いというところもあります。

 

京都の下御霊神社しもごりょうじんじゃのツイッターに、このような質問が投稿されていました。

この質問にあるように、場所によってはの輪のカヤを分けてもらえることがあるんですね。

 

それに対する下御霊神社しもごりょうじんじゃの回答と見解は以下のような感じでした。

 

要約すると、

  • の輪については、解釈が違う神社もあるかも
  • 6月30日の大祓での輪はお清めされる
  • 下御霊神社的には、の輪のカヤは「お下がり」をいただくこととは違うと解釈

 

質問者さんによると「6月30日以降に持ち帰らせていた」とあるので、役目を終えてお清めされたの輪のカヤを分けていたんだと思います。

卯月みそか
卯月みそか
けがれを吸収しまくっても、お清めされたのなら、の輪のカヤの状態はリセットされてるしね 

 

神社側の主張に合わせよう!

解釈によって「カヤを持って帰っても良いよ」って神社もあるので、ホント、神社によって色々です。

(みんながみんな「ダメ」ってスタンスなら、分かりやすくてよかったんだけどなぁ…)

 

そのため、

上のツイートにあるように、神社側の主張に合わせるのがベストですね。

 

まぁ基本的には持ち帰るべきじゃないって思ってほしいけど…。

 

「でも持って帰りたいんや!」って思うなら、一度神社側に聞こう。

 

あと、もう1つの「6月30日の大祓おおはらいで神事を行うために(形を保った)の輪が必要」って事情も知っておきましょう。(場所によっては7月中旬のところもあるよ)

 

の輪は夏越なごし大祓おおはらえの必要アイテムなので、期間が終わるまで持ち帰るべきではないと思います…。

 

ちなみに、参考にした記事で、

(北野天満宮の大茅の輪について)

今年の6月25日には、午前5時に開門し、正午ごろまでにカヤはほとんどなくなった。

茅の輪持ち帰らないで、と京都の神社 「厄持ち帰ることに」ー京都新聞

って一文があって…。

 

もしかして、夏越なごし大祓おおはらえまでずーっとむしられたままなのかしら…?

卯月みそか
卯月みそか
うん…あの…

そういうのホントどうかと思うよ…

ダメってんなら、やめよう

 

京都の北野天満宮では持ち帰り用のミニ茅の輪があるよ!

これは京都の北野天満宮の場合ですが、持ち帰り用のミニの輪が350円で配布されています。

個人的には、こっちのほうがご利益あると思う。

 

まとめ

夏越なごし大祓おおはらえの輪についてまとめると、

  • 基本的にの輪のカヤは持って帰っちゃダメ!
  • の輪はけがれを吸収してるから、持って帰るとけがれも持って帰ることになって、清めた意味がないよ!
  • でも一部神社の解釈によって「持って帰っても良いよ」ってとこもある
  • だから神社側の主張に合わせようね!(基本持って帰っちゃダメだけど)

って感じですかね。

 

基本的には、持って帰っちゃダメです。

「でも持って帰りたいなぁ」って思うなら、一度神社側に聞きましょう。

 

参拝者側も神社側も、気持ちよくの輪くぐりをしましょう!

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

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卯月みそか
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文化と自然が好きなはみだし者。 真面目な文化からサブカルまで、興味のあることを掘り下げるのが好きです。