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ゲゲゲの鬼太郎6期14話感想 現実逃避の怖さと父親の愛を見る

枕返しと鬼太郎

今回の鬼太郎は、「現実逃避」と「親父の息子愛」をひしひしと感じたお話でした。

 

ツラい現実から逃れるために夢の世界に誘われて、そのまま出てこない大人たち…。

社会に生きる多くの大人に刺さるエピソードではなかったのでしょうか。

 

そして、目玉のおやじの鬼太郎に対する思いの深さ。

自分が今のような小さい姿になってしまったことを悔やんでいることを吐露したシーン、そして鬼太郎を助けるために昔の姿になったシーンには胸が熱くなりました…!

 

 

※感想なのでお話のネタバレがあります!

苦手な方はココでバックしてください!!

 

14話あらすじ

眠ったまま目覚めなくなってしまった父親を心配する少年・マサシは、まなを通じて鬼太郎に助けを求める。まなによると、マサシの父親以外にも眠ったままの大人たちが多数いるのだという。目玉おやじの、大人たちは妖怪によって夢の世界に捕われているのでは、という推測のもと、鬼太郎たちはまくら返しのもとを訪ねたが、まくら返しは犯人ではなかった。まなはまくら返しをうまくたきつけ、鬼太郎たちは彼の術で夢の世界へ入り込む。そこは思い描いたことが何でも叶ってしまう場所。まなとねこ娘は早くも自分の夢の世界に夢中になってしまうのだった。

引用:「ゲゲゲの鬼太郎」アニメ公式サイト

息子であるマサシくんのことを忘れて夢の世界で遊ぶお父さん…クレヨンしんちゃんの映画にあった「オトナ帝国の逆襲」の展開を思い出しますね。

 

ちらっと出てきた猫娘とまなの夢には笑ってしまいましたw

 

今回は重いテーマやストーリーだったので、彼女たちの夢の内容や枕返しのキャラクター性が一種の緩和剤になって、見ている方としては和んだところでしたw

 

今回の妖怪について

枕返し引用:animate Times

今回の妖怪は2人いましたね。

まずは枕返し。

 

昔は枕をひっくり返して、子供たちを夢の中につれこんで魂を食らうという恐ろしい妖怪でした。

でも、お坊さんに倒されて、今は大人しくしていたみたいですね。

 

夢の世界に鬼太郎たちを連れて行くときに、

「良いか?絶対今ココでバケモンに襲われたらとか絶対考えるなよ?!」

「もしも橋が崩れたらとか絶対に考えるなよ!?」

というセリフには

 

「お前はダチョウ倶楽部か!!!」と爆笑したものですw

 

完全にフリですよねこれw

 

 

鈴の少女引用:animate Times

2人目の妖怪は、夢繰りの鈴の少女。

首にかけている鈴を鳴らすことで、現実に苦しんでいる大人たちを子供に戻して、夢の世界に誘っていました。

 

その正体は、川の神様を鎮めるために、生贄に落とされた少女の霊。

 

首の鈴は昔枕返しが所持していたもので、彼を倒したお坊さんに、川に落とされる前にかけられたものだったんです。

 

自分が大人になれなかったことを嘆いてる中、社会で生きることに苦しむ大人たちを見た少女。

 

そこで大人たちを夢の世界に引きずり込ませて、ずっと自分と遊ばせるように操いっていたんです!

 

最後にマサシくんのお父さんに「もう戻らないよ」と言われて立ち去られた後、「そう願ってるわ…」と呟いて恐ろしく笑ったところはゾッとしました…。

 

そうですよね、現実に辛さを感じている大人は他にもたくさんいますからね…。

 

やはり鬼太郎はタダでは終わらせません…そこが良い。

 

鬼太郎が描く現実逃避

今回のお話で全体的に感じたのは、現実逃避ですね。

 

マサシくんのお父さんは、会社をクビになって、そこから仕事を探したけどなかなか就職できず、息子にも会えない状態で精神的にボロボロでした。

 

冒頭でお父さんを心配してマサシくんが起こしに来た時、「何故起こしたぁ!!!」と怒ってマサシ君を殺そうとしたシーンは、現実逃避の恐ろしさを感じましたね…。

 

 

何も考えずに楽しい日々を送れる子供時代…大人たちにはそれがとても輝いて見えてたんだと思います。

私だって現実よりも、自由にできた子供時代に戻りたいなぁって思うことありますもん。

 

そんな時に、女の子が自分を子供にして夢の世界に連れてきてくれた…。

現実をツラく生きていた人にとっては、なんて幸せなことだったでしょう…。

 

みんな、現実はつらいだけだからこの夢の世界に来たの。

なのにどうしてそれを無理矢理目覚めさせるの?

「ゲゲゲの鬼太郎」14話 夢繰りの鈴の少女のセリフ

 

ぐうの音も出ない。

 

 

永遠に自分と遊ばせるためとはいえ、現実がツラい人間にとってはある種の救いになっているんですよね…。

少女のこの発言は、間違っているものだと決めつけることはできません。

 

ただ、彼女と対比する意見を通したのが目玉おやじでした。

枕返しの力を借りて、人間体になれた目玉おやじが少女に言ったこのセリフが印象的です。

 

夢はいつか覚めるからこそ尊い物…。

この夢、終わらせてもらう!

「ゲゲゲの鬼太郎」14話 目玉おやじのセリフ

 

覚めない夢を見せ続けて、幸せな時間を過ごし続ける大人たちや少女。

現実逃避に対して、夢を終わらせて現実を見ることを、目玉おやじのセリフを通して感じましたね。

 

マサシくんのお父さんも、目が覚めた後は「マサシと一緒に夢を見る」と、現実を見てマサシくんと一緒に夢を見る(多分この「夢」は未来への夢かと)ことを心に決めます。

 

ここも、過去の夢や都合の良い夢にとらわれず、現実を見ることの大切さを発信しているシーンだと思いました。

 

目玉おやじの想いがカッコイイ!!

ちび鬼太郎引用:animate Times

今回の話でもう1つ目だったのが、目玉おやじの鬼太郎への愛情です。

 

そもそも目玉おやじは、体が朽ちていく重い病気にかかり、鬼太郎が生まれる前に死んでしまいました。

でも、母親も亡くなり1人で生まれた鬼太郎を育てるために、魂を目玉に宿して今の姿になったのが目玉おやじです。

 

 

ただ、自分が目玉だけの姿になったことで、鬼太郎に子供らしい時間を過ごさせたり、子供らしい夢を持たせたりすることができなかったのではと悔やんでいる部分がありました。

 

アニメでも何回か「ワシもこのような姿じゃなかったらなぁ」と呟いてましたね。

 

 

鬼太郎がピンチになった時、枕返しの力を借りて人間体になって「子供のためなら何でもするただの父親だ!」というセリフを聞いたときの熱さ!

 

目玉おやじいいいい!!!

夢が叶って良かったねええええ!!!!

 

 

目玉おやじは、「ゲゲゲの鬼太郎」の過去の話「墓場鬼太郎」にて、包帯をぐるぐる巻いたミイラ姿で出ていたことがありました。

 

その時は病気にかかっていたので朽ち果てた姿だったのですが、今回は鬼太郎そっくりのイケオジの姿での登場でした!

 

 

病気にかかる前の目玉おやじの姿かなと私は思っています。

枕返しの力を借りた結果の姿ですが、鬼太郎を守って夢の世界を終わらせるために、目玉おやじが望んだ結果の姿だと思うと、目玉おやじの愛を感じます。

 

「ワシがこの姿なら鬼太郎に子供らしい時間を過ごさせることができたかもしれん」と思った結果もあると思いますが、それでも鬼太郎を思った父親の愛ですよ。

 

まとめ

以上で、今回の鬼太郎の感想を終わりにします。

 

今回は、現実逃避の恐ろしさ・辛くても現実を見ることの大切さ、そして目玉おやじの父親愛を感じ取れる話でした。

 

重いテーマの中に、きちんとメッセージが込められた回だったなと思います。

 

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

おまけ

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次回:ゲゲゲの鬼太郎6期15話感想 美しさについて考えさせられた

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破暮
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「はぐれ」と読みます。文化と自然が好きなはみだし者。 真面目な文化からサブカルまで、興味のあることを掘り下げるのが好きです。
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